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1978年の名作ドラマ『大空港』のロケ地を徹底解説:舞台となった「新東京国際空港」とその裏側

1978年の名作ドラマ『大空港』のロケ地を徹底解説:舞台となった「新東京国際空港」とその裏側 ドラマ

1978年7月24日から1980年3月24日にかけて、フジテレビ系の「月9」枠で全78話が放送された刑事ドラマ『大空港』は、鶴田浩二さん演じるチーフ加賀を中心としたハードアクションで多くの視聴者を魅了しました。『大空港』というタイトルが示す通り、このドラマの舞台設定は非常に重要であり、当時の日本の航空事情を色濃く反映しています。

結論として、本作のメイン舞台は、放送開始と同時期に開港したばかりの**新東京国際空港(現在の成田国際空港)**でした。

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舞台となったのは開港直後の新東京国際空港

このドラマは、開港直後の新東京国際空港内に特設された、**警察庁刑事局国際刑事課の分室「空港特捜部」**の活躍を描いています,,。この特殊なセクションを舞台とすることで、通常の刑事ドラマでは扱いにくい国際的かつ大規模な犯罪が、物語の中心となりました。

『大空港』は、新東京国際空港でロケを行った最初のテレビドラマとしても知られています,。チーフの加賀(鶴田浩二)は特攻崩れという重厚な設定が活かされたキャラクターであり、当時の刑事ドラマの中でも特にストイックでハードな上司像を作り上げました。

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実際の撮影場所と制作上の工夫

『大空港』の制作は、当時の新東京国際空港の厳しい現実と向き合いながら進められました。

ロケ地の調整と代替地利用

番組の放送開始が1978年7月とやや遅れた背景には、新東京国際空港の開港がずれ込んだ影響や、ロケ開始時に発生した成田空港管制塔占拠事件などによるスケジュールの遅延があったとされています。

開港直前は反対闘争に対する警戒が非常に厳重だったため、空港内で大々的にドラマを撮影することは困難な状況でした。そのため、制作陣は、空港内部のシーンについてはセットを使って撮影し、飛行機や滑走路が登場する場面では、羽田空港を代わりに使用するなどの工夫を凝らして撮影を乗り切ったという経緯があります。

派手なアクションシーンの裏側

本作の特徴の一つに、当時の刑事ドラマの「標準装備」ともいえるカーチェイスや銃撃シーンが多く取り入れられ、そのアクションがダイナミックに展開された点が挙げられます。特に派手なのは、異様に高い殉職率と、それに伴う激しい爆破シーンです。

初期から中盤にかけては、自動車や建物の破壊、爆破シーンはほぼ新規で撮影されていましたが、終盤には初期や中盤の映像が流用されることもありました。番組の車両協力はトヨタ自動車が担当しており、クラウン、マークⅡ、コロナといったトヨタ車がカースタントで多く破壊される傾向が見られます。

破壊される乗り物は多岐にわたり、大型バスやコンクリートミキサー車の転落、さらには実物大の軽飛行機を崖から転落・爆発させるといった、当時のアクションドラマとして驚くほどの過激な描写も存在しました。

 

国際的な事件と海外捜査の描写

空港特捜部が扱うのは国際犯罪が多いため、刑事たちが海外へ渡り捜査を行うエピソードも頻繁に描かれました。

例えば、第11話では「ラインの追跡」と題された海外ロケ篇が放送され、国際的な事件のスケール感を演出しています,。若手刑事の中には、海外のテロリストグループによって海外派遣先で殉職するという壮絶な最期を遂げる者もいたなど,、舞台となる「空港」の特殊性が最大限に活かされていました。

まとめ

ドラマ『大空港』のロケ地、つまり主要な舞台は、新東京国際空港(現在の成田国際空港)でした,。しかし、当時の社会情勢や撮影の困難さから、実際の空港だけではなく、セットや羽田空港での撮影を巧みに組み合わせるという、制作側の並々ならぬ情熱と工夫によって成立していた作品だといえます。

昭和のテレビ界において、フジテレビの「月9」枠で最長となる全78話の放送を成し遂げたこの作品は,、「人生の始まりと終わり、そして様々な人間の欲望が渦巻く場所」としての「大空港」という舞台を強烈に印象づけました。この骨太な刑事ドラマを通じて、激動の時代における国際空港の息吹と、そこで命をかける男たちの姿を感じてみてはいかがでしょうか。

 

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