1968年4月から約5年間にわたり、TBSの土曜夜9時を熱くしたアクションドラマ『キイハンター』は、国際警察の秘密捜査グループが活躍する、スケールの大きな作品として知られています。
丹波哲郎さん、野際陽子さん、千葉真一さん、大川栄子さん、谷隼人さんら豪華キャストが世界を股にかけて活躍する物語は、日本全国、そして海外を彷彿とさせる多様な場所で撮影されました。当時の時代背景や、今では見ることのできない貴重な風景が詰まった『キイハンター』のロケ地は、現在も多くのファンを惹きつけています。
ここでは、エピソードとともに、特に印象的なロケ地の具体的な場所と、現在の様子についてご紹介します。
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時代を映す貴重な記録―1968年沖縄ロケ地
『キイハンター』のロケ地の中でも、当時の社会情勢を色濃く反映しているのが、1968年に敢行された沖縄ロケです。第27話「殺しの招待旅行」と第28話「太陽に帰った殺し屋」の「沖縄シリーズ」は、まだ沖縄がアメリカの統治下にあった「アメリカ世」の風景と空気感を今に伝えている大変貴重な映像記録といえるでしょう。
テロリストを追うキイハンターたちが訪れた具体的な場所は、以下の通りです。
- 那覇市街:当時の繁華街であった国際通りに面していた沖縄東宝劇場や大越百貨店が映し出されています。
- 歓楽街:キャバレー「モンテカルロ」もロケ地として使用されました。
- リゾート・自然:金武湾を臨む伊波城観光ホテル(石川市)や、激しい死闘の舞台となった糸満のサトウキビ畑などが登場します。糸満漁港もロケ地の一つに挙げられています。
現代では国際通り周辺も大きく変化を遂げていますが、映像を通して当時の米軍政下の沖縄の様子を知ることができるのは、この作品の大きな魅力の一つです。
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東京近郊に残る舞台:遊園地と秘密の場所
国際的な事件を追うキイハンターは、東京近郊の様々な場所を舞台に活動しました。特に、今は姿を変えてしまった場所や、知る人ぞ知る建物が使われています。
今はなき一大レジャー施設「横浜ドリームランド」
1964年に開園し、2002年に閉園した横浜ドリームランド(神奈川県横浜市戸塚区)は、『キイハンター』の舞台として複数回登場しています。第21話や第58話、第198話などで、当時の人気アトラクションなどが背景として使用されました。
この遊園地は、開園当初は日本のディズニーランドを目指すほどの広大な敷地を持つレジャー施設でしたが、交通アクセスの問題などもあり、長期的な経営は難しくなりました。
現在、遊園地の跡地は、横浜薬科大学のキャンパスや俣野公園として利用されています。かつて国内随一の高層建築物だったホテルエンパイア(現在は大学図書館棟)など、一部の建物は改築・転用され、当時の面影をわずかに留めている部分もあるようです。
国際的な陰謀の舞台となった豊島区の建物
第3話「誘拐の城」において、悪の組織が身代金交渉の拠点として利用したのが、「ブリタニア大使館」です。この重厚な大使館の外観として撮影に使われたのは、豊島区にある目白クラブでした。
目白クラブは、1928年に学習院の男子寮として建てられた歴史ある建物で、その後日立グループに譲渡されました。建物自体は、窓やエントランスの形状など、ドラマ撮影当時の姿を比較的よく残している部分があるとされています。周辺は閑静な住宅街ですが、ドラマの映像と現在の風景を比較すると、往時の趣を感じ取ることができるでしょう。
また、第1話「裏切りのブルース」の格闘シーンでは、多摩川の東京都側の工場地帯が舞台となりました。当時はコンクリート製の建材を作る工場などがあり、殺風景な雰囲気がアクションシーンの緊迫感を高めていたようです。
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日本全国を駆け巡る!地方アクションの舞台
『キイハンター』は、広範囲な地方ロケにより、国際犯罪を追うチームとしてのスケール感を確立しました。
九州ロケ(佐賀・長崎)の舞台
第42話「情無用の殺人旅行」(1969年)では、九州ロケ第二弾として佐賀県と長崎県でロケが行われました。拳銃密売組織の捜査を追うこのエピソードでは、長崎の佐世保や、佐賀県の武雄、大和町(川上峡温泉)、大野原高原などが舞台となりました。
特に大野原高原では、セスナ機を使ったダイナミックな空中アクションが展開され、当時の話題を集めました。ロケには御船山観光ホテルやホテル龍登園といった施設が協力したと記録されています。
雪山でのハードアクション(福島・裏磐梯高原)
第239話「地獄の殺人!大捜査網」(1972年)では、国際麻薬シンジケートを追う捜査が裏磐梯高原で行われました。このロケでは花月ハイランドホテルがタイアップ施設として登場しています。
この回では、壇俊介(宮内洋さん)が滑走中のセスナ機に飛び移るという、スリリングでスピード感あふれるアクションが見せ場となりました。
その他にも、富士山麓の牧場で撮影された新春特番の第144話「荒原牧場 必殺の決闘」など、日本の雄大な自然を背景にしたロケも多く、キイハンターの活躍の幅広さを示しています。
まとめ
『キイハンター』は、その放送期間を通じて、日本のさまざまな場所を映像に収めてきました。国際色豊かな物語の中で、米軍統治時代の沖縄の街並みから、今はもう存在しない遊園地の賑わい、そして地方の美しい自然まで、当時の日本の姿を知ることができる貴重な映像資料でもあります。
時代とともに風景は変化していますが、映像作品が遺したロケ地を巡ることは、単に場所を訪れるだけでなく、作品が生まれた時代のエネルギーや空気感を追体験することにつながります。もし再放送などでドラマを見る機会がありましたら、ぜひ背景に流れる風景にも目を向けてみてください。その映像の隅々に、時代を超えた発見があるかもしれません。
(現在、J:COM BSでは『キイハンター』が無料で放送されている時期もあるようです。昔を懐かしむだけでなく、ロケ地の現在との対比を楽しむことができるかもしれません。)
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