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伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』ロケ地探訪:七曲署から刑事たちが愛した街の現在

伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』ロケ地探訪:七曲署から刑事たちが愛した街の現在 ドラマ

1970年代から1980年代にかけて、多くの視聴者を熱狂させた刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ!』。ドラマの舞台となった警視庁七曲警察署(通称:七曲署)や、若き刑事たちが駆け抜けた東京の街並みは、今も多くのファンの心に強く残っています。

このドラマのロケ地の多くは、新宿区西新宿を中心とした都心に集中していました。しかし、時代とともに街の姿は大きく変化しています。ここでは、七曲署の象徴的な場所や、印象的なシーンが撮影されたロケ地の「今」について、具体的な所在地とともにご紹介します。

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七曲署のシンボルとされた場所の現在

七曲署は、ドラマの設定上は新宿区矢追町という架空の住所にありますが、ロケ地としては複数の場所が使われていました。特にファンにとって記憶に新しい、署のシンボル的な場所について見ていきましょう。

七曲署「屋上」のビルは解体予定とされていました

七曲署の屋上シーンは、新宿区北新宿にある建物が使用されていました。屋上から高層ビル群を見渡す構図は、新旧が入り混じる当時の東京の風景を象徴していたと言えるでしょう。

この屋上としてロケに使用されたビルは、ファンの方のウェブ情報によれば、取り壊されるという情報があり、2021年11月に訪問されたファンによると、管理者から2022年3月ごろには解体工事に着手する予定だった、との話があったそうです。管理会社の連絡先が不明な中で、管理者に撮影許可を快く受け入れてもらえたというエピソードも残っています。

もし、七曲署の屋上から見える風景に思いを馳せて訪問を検討される場合は、建物がすでに現存していない可能性も考慮し、事前に確認をすることをおすすめします。

警察署の外観やロケ跡について

七曲署の外観や、庁舎内の設定として登場機会が多かったロケ跡は、主に世田谷区上用賀にあったとされています。

また、ドラマの中で警察と敵対する設定だった「戸川組事務所」は、台東区浅草に入居していた建物が使用されていました。

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アクションとドラマの中心地:西新宿エリア

『太陽にほえろ!』のアクションシーンや、刑事たちが日常的に活動する舞台は、西新宿界隈が中心でした。特にマカロニ刑事(萩原健一)の登場初期から、多くのエピソードでこのエリアが活躍しました。

マカロニ刑事が駆け抜けた街角

第1話「マカロニ刑事登場!」で、マカロニ刑事がジープで走っていた陸橋は、世田谷区上用賀にある環状八号線の三本杉陸橋です。ジープが陸橋を降りるシーンの背後には、当時の世田谷清掃工場の赤白の煙突が見えていましたが、現在は防音壁が設置され、施設も建て替えられているため、当時の面影は見通しにくくなっているようです。

また、マカロニが信号待ちで隣のバイクのライダーにライターを借りた道路は、新宿区西新宿二丁目の十二社通りです。当時の背後にはボウリングのピンのオブジェが屋上に乗った「後楽園新宿ボウル」がありましたが、この施設は1975年に閉鎖され、跡地にはオフィスビルが建っているとのことです。

刑事たちの憩いの場「喫茶パークサイド」跡地

マカロニ刑事登場の第1話をはじめ、「怒りのラガー」「ボギー刑事登場」など、数多くのエピソードでロケ地として登場したのが「喫茶パークサイド」です。

この喫茶店の跡地は、新宿西口(作業着などを扱う「万年屋」の隣)にあり、現在は空き地となっており、万年屋の専用駐車場として利用されています。ビル群の中にぽっかりと穴が開いたような状態だ、という声もありますが、このエリアが「太陽にほえろ!」のアクションに不可欠な場所だったと言えるでしょう。

ボスが歩いたオープニングの場所

ドラマのオープニングで、藤堂係長(ボス/石原裕次郎)が歩いていたシーンは、新宿区西新宿の京王プラザホテル前で撮影されました。

中期以降によく使われたホテル

西新宿界隈は、地形の変化が少ないためか、数年間の変化が比較的少ないという意見もあります。この西新宿エリアでは、「太陽にほえろ!中期」(ドック、スニーカー、ロッキー)の時代あたりに、新宿ニューシティーホテルが頻繁にロケ地として使用されていました。

 

涙なしには語れない:殉職の地を巡る

『太陽にほえろ!』では、若き刑事たちが次々と殉職していくシリアスな展開も特徴でした。彼らが命を落とした場所も、ファンにとっては特別な「聖地」となっています。

マカロニとジーパンの殉職地

• マカロニ刑事(萩原健一) 暴漢に襲われ殉職した建設現場は、新宿区西新宿にありました。現在はこの場所が新宿野村ビルの公開空き地として整備されています。

• ジーパン刑事(松田優作) ジーパン刑事が殉職した工場跡地は、練馬区貫井にありました。当時のニチバン工場跡地は、現在では練馬第三小学校や区立美術館などが建設されており、当時の面影を見つけるのは難しいとされています。

ボンと山さんの最後の舞台

• ボン刑事(宮内淳) 昭和54年(1979年)放送の「13日金曜日・ボン最後の日」で、女性を助けようとして凶弾に倒れたボン。重傷を負いながら公衆電話ボックスを目指し、「ボスッ・・・」と一言だけ言い残して絶命するシーンは強く印象に残っています。 このロケ地は、神奈川県厚木市にある内陸工業団地内だと判明しています。

当時と比べて建物やガードレールは変わっており、一時停止だった交差点に信号が設置されるなど、様子は大きく変わっています。また、ドラマの中でボンが絶命した電話ボックスは、作中で彼が「目標」とつぶやきながら向かっていた電話ボックスとは、実はまったく違う場所だったことが判明しています。絶命した公衆電話があった場所は、数年前までは当時の建物が残っていたそうですが、現在では大きな建物ができてしまったため、当時の面影は失われているようです。

• 山さん刑事(露口茂) 691話で殉職した山さん。彼がチンピラを逮捕した直後に撃たれた現場は角筈橋とされています。山さんが最後の力を振り絞って階段を上り、近くの公衆電話で電話を掛けるシーンがありますが、この時の公衆電話は撮影用の作りもので、現在は存在していません。

ロケ地巡りの魅力と注意したい点

『太陽にほえろ!』のロケ地を巡る「ロケ地めぐり観光」は、作品の世界観を感じられる貴重な体験になるでしょう。

時代を超えて残るドラマの雰囲気

西新宿界隈には、大きく変化した都会の景色の中でも、当時のドラマの雰囲気をわずかに残す裏路地が残っているという意見も見られます。ファンの中には、ロケ地が取り壊される前に訪れたいという強い思いを持って、積極的に探訪している傾向があります。刑事ドラマのファンにとって、ロケ地を探し当てること自体が大きな喜びとなることも魅力の一つでしょう。

訪問時に心に留めておきたいこと

ロケ地の多くは数十年の時を経て、当時の建物がなくなったり、風景が一変したりしています。そのため、「当時の面影を探す」という探求心が必要になる場合もあります。

また、ロケ地の中には、七曲署の屋上のように個人や法人が所有・管理する施設や、京王プラザホテル前のような公共の場が多く含まれています。ロケ地巡りをする際には、管理者への許可を得る、私有地には立ち入らない、交通の妨げにならないよう配慮するなど、マナーを守って行動することが大切です。

終わりに

『太陽にほえろ!』のロケ地は、高度経済成長期からバブル期へと向かう東京の街そのものの歴史を映し出しています。七曲署の屋上から見えた高層ビル群の景色、西新宿の慌ただしい通り、そして刑事たちの熱いドラマが展開された場所を訪れることは、単なる観光に留まらず、過ぎ去った時代への想いを深く感じさせてくれるかもしれません。

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